坂本龍一に好感もった訳 ピアノの写真からにじみ出たもの

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「生活ほっとモーニング」(NHK) 2009年2月13日 8時35分~

   ゲストに坂本龍一の登場。「ラストエンペラー」でアカデミー作曲賞を取った有名な音楽家なのにシャイなこと。かつての自分を若気の至りだという。坂本といえば東京藝術大学卒業後ほどなく結成したYMO時代に、「オレは若き巨匠になる」と宣うて(のたもうて)、キザな奴だと思ったが、あれは1種の虚勢だったことがわかる。
   何故なら、ニューヨーク在住といってもクラシック界出身の音楽家は金が儲からない。彼が撮った初めてピアノが来た日の写真があり、黒人の配達人が剥きだしのアプライトピアノを路上に置いている。驚くことにこれまでキーボードしかなかったのだそうだ。日本ならば5歳のガキでもグランドピアノを買ってもらえる子が多い。自分を高く売るためにNYに住んでいることが、多大な経済的負担になっているに違いない。18年のアメリカ在住といっても、セレブとは無縁の生活が垣間見えて好感を持ったのである。
   アカデミー賞授賞式で、全く期待していなかったので名前を呼ばれて頭が真っ白、咄嗟の挨拶でスラングっぽいベタな英語で喋ってしまい、今でも冷や汗が出るという。無教養丸出しと思われたと後悔しているのだろう。これを聞いても余りネイティブな英語生活をしていないのだナとわかる。現実とはそういうものだ。
   女司会者が、つんのめって喋りすぎで全く邪魔。この局のトーク番組は何故みんな男と女のペア司会にするのか、1人で十分である。

(黄蘭)

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