「他人の受精卵」じゃなかった? テリーがこだわる可能性

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   <テレビウォッチ>不妊治療を受けていた女性に別の患者の受精卵を移植した疑いから杜撰な管理が明るみにでた香川県立中央病院。番組が、新たな問題が次々浮上していると取り上げた。

だったらきちんと…

   「うっかりと申しますか……厳しさが足りなかったと言われればそういうことです。私1人でやっていたことが、過ちを導いた。しっかり安全管理をして反省の上に立って、再び不妊治療に挑戦したい」。

   次々、新たな問題が噴出しているのを受け、治療を担当していた川田清弥医師(61)が2月23日改めて会見し、こう述べた。

   しかし、番組が取材した新たな問題は、「うっかり……」では収まらない根本的な問題も……

   まず、不妊治療の際の同病院のマニュアルには、『取り違い事故防止策』についての記載がなかったという。

   そうした杜撰な管理体制のもとで、通常1人の受精卵の入ったシャーレ(容器)だけをおく作業台に、平気で複数の受精卵の入ったシャーレをおき作業をしていた。

   しかも本来、最低2人でやるべき作業を川田医師は、15年間ほとんど1人でやってきたという。

   こんな杜撰で体制では、受精卵の取り違いの疑いは今回だけでなく、過去にもあったのではないかとの疑問もわいてくる。

   さらに、妊娠9週目に取り違えの可能性に気付いた川田医師は、9週目のDNA検査は危険だと女性患者の夫に説明した上で、人工中絶を行った。

   ところが、東京ベイレディースクリニックの大塩院長はこの措置に異議を唱える。

   「6~8週目でも絨毛検査ができる。流産する可能性があり、リスクもあるが、自分の子供かどうか分からないまま人工中絶している。それはあってはならない。できることはやった方がいい」

   この絨毛は、胎児が母体から栄養を取るために9週目にはできており、絨毛検査は染色体に異常があるかどうか調べるもの。ただ、DNA検査もできる。

   医師は普通、同業の医師をかばうものだが、異議を唱えるのはよほどのことに思えるのだが、川田医師は「絨毛検査は、日本ではほとんど行われていません。そういう危険なことをするのは大変難しい」と。結局、絨毛検査のことは、患者の夫には伝えなかったという。

   初報でテリー伊藤が心配していた、「中絶した子供が自分の子供だったらどうする」という問題が、現実味を帯びてきた。司会の加藤が「話が変わってきましたねー」に、テリーは……

   「基本的に病院は、コトを穏便にしようというのが大前提だったと思う。何%かの可能性かもしれないが、自分の子供だった可能性があった。だったらきちんと……」

   「さらに、中絶した後なら、とくに自分の子供かどうか確認できた。これもしなかったということは、ことが大きくなると社会問題になるので、あいまいにしてしまったと思う」

   日本人が死者に対する繊細な感情が深く描かれていると『おくりびと』がアカデミー賞を受賞した。

   比べると、生に対しても杜撰、死に対しても杜撰。中絶して亡くなった胎児とはいえ、もし自分の子供と確認できれば「おくり方」も違っていただろう。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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