市民の目より「マスコミの監視」 鳥越が心配する裁判の未来

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   <テレビウォッチ>三度の死刑判決から生還した男――。番組が取り上げた「八海事件」の冤罪は、今日(2月26日)から復帰した鳥越俊太郎が鳥越節を聞かせるために用意された舞台のようだ。

マスコミが監視しないと

   「冤罪事件はいまも日本全国で次々と起きている。未解決のものも多い」。鳥越は身振り手振りを駆使して、力説する。そして、鳥越は今年からはじまる裁判員制度が、より多くの冤罪事件を産み出さないかと危惧する。「警察・検察が(巧妙に)でっち上げたモノを、一般市民からなる裁判員が見抜けるか。そこが非常に不安」なのである。では、どうしたら!? 「一に弁護士、二にマスコミなどが裁判を監視していかないとダメだ」

   「権力性悪説」が鳥越の持論のひとつだが、それと対置されるのが「マスコミの監視力」。マスコミ(マスメディア)の監視の力が、神の見えざる手のように権力の暗黒面を封じ込めるのである。そこには、民衆を導く自由の女神的なマスコミ像が見え隠れしている。

   しかし、今ではそんなマスコミ自体が(性悪で)強大な権力で、エスタブリッシュメントだと見る人も少なくない。マスコミはネットで監視され、ネットの監視もネットで監視され、鋭いご意見から、下卑た誹謗中傷、個人攻撃などがネット上を飛び交っている。鳥越が活躍してきた古き良きジャーナリズムの時代とくらべて、状況はなんとも混沌としていることだろうか。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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