小沢会見と「請求書報道」 小倉智昭が示したそれぞれの疑問

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   <テレビウォッチ> 西松建設の小沢民主党代表への政治献金問題。きのう(3月4日)の「とくダネ」は、小沢会見の途中で番組が終わっちゃったから、きょうはまずその結末を。しかし、丸1日たって、攻防は次第にきびしいものになっている。

びっくりしたのは…

   小沢代表が会見で述べたのは、(1)やましいことはまったくない(2)検察のやり方は不公正だ――の2点だった。第1秘書大久保隆規の逮捕容疑については、「嫌疑は遠からず晴れる」。検察については「解散・総選挙がいわれているこの時期に」と激しく非難した。しかし、献金の内容については、「詮索はしない」とのみ。

   容疑は、実質は禁止されている企業からの献金なのに、政治団体からの献金としていた(トンネル献金)というもので、たとえその通りだとしても、手続きを間違えた形式犯との見方もできる。むしろ、今のこの時期に、最大野党の党首に切り込んだ政治的インパクトの方がはるかに大きい。

   現に自民党首脳は、一斉に反転攻勢に出ており、野党は「まか不思議な捜査」(国民新党・亀井代表)、「一応の説明責任ははたした」(社民党・福島党首)、「説明責任をはたしていない」(共産党・志位委員長)とバラバラだ。

   お金の筋について小倉智昭が、「小沢さんの会見でびっくりしたのは、どんなお金なのか詮索はしないし、知らないといったこと。何年にもわたって高額の献金してくれてるのに、知らないとはおかしい。そう考えちゃいかんのですか?」という。これ、一般の人が抱いている感じに近い。

   すると、大久保容疑者が西松建設に「請求書」を出していたという話が、逮捕されていない西松建設関係者から出てきたという。

   小倉はこれにも、「本当だろうか。そんなもの残すだろうか」疑問を呈した。これももっともな見方。さらに、「次期総理になるかも知れない人に手をかけるとは」と検察の姿勢を問う。

   元検事の猪狩俊郎は、「国民の期待感一番の人ですから、当然配慮してる。にもかかわらず踏み切ったというのは、関係者の自白以外に何かをつかんでいる――メモ、手帳、請求書なり。その上での着手」という。

   「小沢さんは全く知らないといっている」(おぐら)

   「直接手をくだすことはしないだろう。そこが微妙だ」(猪狩)

   つまり、小沢側が全否定を貫いたときには、立件すら危うくなる可能性があるから、普通なら踏み込まない事件。そこをあえて着手した決め手は何か。

   大村正樹は小沢の地元、奥州市を歩いた。マイクを向けると多くの人が手を振って拒否する。「これほど断られたのは初めて」と大村。だがここでは、ダムや空港など公共事業で、西松建設がこのところ伸びてきたという現実がある。小沢の政治力は確かだが、それを法的に確かめるとなると、ますます微妙になる。

   はっきりしたことがひとつ。小沢のやり方は自民党のやり方、それも竹下派、田中派以来の正統だということだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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