娘たちを婚活へと駆り立てる 「ああはなりたくない」諸先輩

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   わかっちゃいるけど、キニナルもの

   もはや市民権を得た印象すらある婚活。

   私もいくつかの番組で、婚活をこれまで取り上げてきた。電波に乗って伝えられる婚活に必死な女性たち。彼女たちを取材してみると、結婚のタイミングを逃したと語る人が多い。

   思えば、女性たちがこれまで歩んできた道は、『人のふり見て我がふり直せ』という諺に相通じるものがあるように思う。

次世代の新しい女性像とは

   例えばだが……

   専業主婦だった母親を見て、自分は自立しなくてはと思った娘が働いて経済的にも精神的にも自立した。自立した娘たちは、男と肩を並べることに必死になって働いた。その過程で人生の伴侶を見つけた娘もいる。人生の伴侶はいなくても、私には仕事がある。このタイプの娘たちはより一層仕事に打ち込み、オフは自分磨きに励んだ。

   しかし、時の流れは早く、娘はいつしか自分よりもふた回り下の世代が社内にいることに気付く。そして、恋愛のことを考えていた時間よりも、今や親の介護や自分の老後について考える時間の方が増えた現実を知る。

   「女の幸せってなに?」

   彼女たちを見ていた次世代の娘たちは、真剣にそう思い始める。職場の独身女性先輩を見ていると、かっこいいとは思うが自分はそうはなりたくない。むしろ「自分は、ああはなりたくない」と切に願う。そして出た行動が婚活。

   ついに私の回りでも、東京大神宮に行って縁結びを願い、料理教室合コンにいそしむ女の子たちが登場し始めた。神頼みの東京大神宮へと彼女を突き動かしたのは、先行きが不安定な現在の仕事よりも、いい出会いによる精神安定欲しさだった。

   仕事よりも婚活よ! と女の子たちはチェンジした。せっせと真剣な合コンに行き、料理教室でストックレシピを増やす。自分磨きも、これまで通っていたフラからゴルフへと、男性と接点が多いモノにチェンジ。

   さらに「待っているだけじゃ何も始まらない!」と、草食男子を肉食女子が仕留めに行くまでになった。血眼になって婚活に励み一喜一憂する女の子たち。

   「女の幸せってなに?」

   婚活に励んでいる私たち世代を見ている次世代の娘たちは、いったい何を思うのだろうか?

   現在の女子高生、女子大生が社会人になって結婚を考える年頃になる時、彼女たちは先輩女性である私たちを見て、どのような行動に出るのかが楽しみだ。バリキャリ、婚活女子の次の世代には、新しい女性像が誕生しているだろう。その前に、己をなんとかせねばならないのだが……

モジョっこ

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