マンガ週刊誌50周年 小倉智昭が昔話あれこれ

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   <テレビウォッチ >「古い話をします。1959年3月17日、わたしはこの日を忘れもしません」と小倉智昭が切り出した。「少年サンデー」(小学館)と「少年マガジン」(講談社)という「週刊で子どもたちのマンガの本が誕生した日です」

小倉:借りて読んだり

   同じ日に創刊号が出て、きのう(17日)が50周年。合同でパーティーをやったのだそうだ。小倉のうんちくが続く。値段は「サンデー」が30円、「マガジン」が40円だったが、2か月後にマガジンも30円になって、以来し烈な闘いが50年間続いたんだと。

   「それまではマンガも月刊だった。大人には、週刊平凡だの明星だの週刊誌があるのに、と思っていたら出た。ところが当時、小遣いが50円でしたから、相当きつかった(笑い)。だからみんなで手分けして買った」

   確かに革命的だったし、ひとつの時代を築いた。小倉は、「サンデーは等身大の喜怒哀楽、ヒロインがかわいらしいとか。一方のマガジンは男臭い人間ドラマ」とカラーの違いを解説。懐かしい名前を並べ立てた。

   「サンデー」=「おそ松くん」「オバケのQ太郎」「うる星やつら」「タッチ」「名探偵コナン」……最盛期228万部だったがいま87万部。一方の「マガジン」=「巨人の星」「あしたのジョー」「愛と誠」「はじめの一歩」「金田一少年の事件簿」……450万部がいま177万部と時代は移る。

   笠井信輔が「小倉さんは、どちら派でした?」

   「両方見ていたのが、挫折して買えなくなってマンガから離れてしまった。ただ『あしたのジョー』は気になって、借りて読んだりしてました」

   小倉はその前の月刊誌にも思いをはせた。「少年」「少年画報」「ぼくら」「冒険王」……「こんなに厚くて付録がついて。これもみんなで買う本を決めて ボクは少年を買いたかったが……」てな話。

   さすがに覚えきれないのか紙を読んだ。「少年」=「鉄腕アトム」「鉄人28号」「矢車剣乃助」「忍者ハットリくん」、「ぼくら」=「ロケットくん」「狼少年ケン」「ウルトラセブン」「ウルトラQ」「タイガーマスク」、「冒険王」=「夕焼け番長」「ムキムキマン」「仮面ライダー」、「少年画報」=「赤胴鈴之助」「マグマ大使」「怪物くん」

   あらためて、これも時代だったと実感。週刊誌の登場でこれら月刊が消えていった寂しさを覚えているのは、団塊の世代か。小遣いにも不自由せず、ずっと読み続けた人が、いま日本の首相だ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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