「流産させる会」の中学生ら 「命の大切さ教える」で済む問題か

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   <テレビウォッチ>『先生を流産させる会』――ショッキングな名前である。愛知・半田市の公立中学1年生11人がつくったグループだ。

何を考えてんだ

   番組のナレーションによると、「部活のことで注意され、気に入らない席替えで不満を募らせた」生徒たちが、5月出産予定だった30代の担任教師に嫌がらせを始めたのは今年1月下旬。イスの背もたれのネジを緩めて転倒させようとしたり、2月には給食のミートソースにミョウバンを混入したり、みそ汁にチョークを入れたりもしたらしい。別の先生の知ることとなり、2月下旬、一連の問題が発覚した。

   みのもんたならずとも「何を考えてんだ」と言いたくなる。 尾木直樹(教育評論家)は「群集心理で集団的行動がエスカレートしてしまう。流産ということの意味が、命を奪うとか、殺人行為というところまで深まっていない」と語る。

   学校側が11人の親を呼んで注意し、生徒たち全員が直接、担任に謝罪したという。検診の結果、幸い異常のなかった担任は、「反省してもらって判断力の備わった生徒になってもらうことが最大の願い」と述べたといわれる。

   青野由利(毎日新聞論説委員)は「大事に至らなくてよかった。流産させようという発想自体が怖い。どんなに大変なことなのかという想像力がなさすぎる」と眉をしかめる。

   杉尾秀哉(TBS解説委員)は「命の大切さ、担任を尊敬することなどを教育の場で、一から教えて行くしかない」と話す。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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