2024年 4月 18日 (木)

日本の制裁怖くない? 「発射」北朝鮮が恐れるもの

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   「北朝鮮は国際社会の度重なる停止の声を振り切って発射を強行した」(ナレーション)。日本は、発射を停止させるためにどんな外交努力を行ったか、発射されてしまった今、北朝鮮とどう向き合えばいいのかが、今回のテーマ。

「実質的な意味失っている」

   「衛星であろうと何であろうと、国連決議違反であることははっきりしている」(麻生首相)という日本の主張は、米韓両国はもちろん、英仏などヨーロッパ諸国からも支持されているようだ。が、問題は、北の後ろ盾ともいうべき中国、ロシア。日本政府の訴えに対し、「人工衛星なら、そんなにイライラするべきではない」(中国・武大偉外務次官)、「決議違反については日本とは異なった立場だ」(ロシア・デニソフ外務第一次官)と、その態度は冷たい。

   麻生首相も、G20の場で、胡錦濤主席、メドベージェフ大統領に直接、働きかけるがミゾは埋まらなかった。発射後は、国連安保理による新たな決議を目指すが、やはり、拒否権を持つ中国、ロシアが大きなカベとなって立ちはだかる。「難しいことは事実だが、北朝鮮に強いメッセージを出すことが大事」という中曽根外相の言が虚しく聞こえる。

   当面、日本の打つ手は限られ、経済制裁、とくに輸出全面禁止が考えられるが、これも大きな効果は望めないらしい。番組によると、制裁の繰り返しで輸出額は8億円にまで落ち込んでいるのだという。スタジオゲストの小此木政夫・慶応義塾大学教授は「思いきった措置だが、実質的な意味を失っている状況」と話す。

文   アレマ
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