2024年 4月 26日 (金)

打ち上げたのは観測気球? 北朝鮮の対米メッセージ

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   <テレビウォッチ>中身の薄い北朝鮮情報を伝えるのは気が重い。推測、推測の連続になる からだが、きょうもそれ。

どこに注目?

   きのう(4月7日)になってようやく、朝鮮中央テレビが今回の打ち上げ映像を流した。きのうまでは、前回の黒い機体の打ち上げ映像が流れていたのだから、なんとも奇妙なこと。

   今回の「銀河2号」とやらは白かった。1段目の側面にハングルで「朝鮮」と書いてあり、全部で3段式。衛星を搭載しているのか、先端部は丸みをもっていた。

   専門家は、1段目はソ連のロケットを北が独自に改良したもの。2段目はノドンともみられ、「前回よりは進んでいるが、基本的にはテポドン2号」という。ただ、これまでの日米の分析では、2段目以上は太平洋に落ちたと見られている。

   にしても、なぜ公表まで2日もかかるのか? 重村智計・早大教授は、「自分たちの技術水準がわからないように、映像の修正作業があったんでしょう」という。それよりも「おやっと思うのは、テレビのアナウンスに、『金正日のおかげ』というのが全くないこと」

   本当に衛星打ち上げに成功していれば、なによりもまず、打ち上げ映像。次いで金総書記の写真で、もっとどんちゃんお祭り騒ぎになるだろうに。

   専門家は、9日から始まる最高人民会議が目下の焦点だという。金総書記が国防委員長に再推挙されるのは当然だが、ここで後継者が発表されるという情報もあるのだと。

   金総書記の3人の子供の誰が、というわけで、それぞれに理屈があって、専門家も意見がわかれる。まあ、一般人はそんなことにまでつき合いきれない。

   赤江珠緒が、「今回の映像配信、どこに注目しましたか」と聞く。

   鳥越俊太郎は、「最高人民会議へ向けてのタイミングでしょうね。金総書記の健康不安から後継者が取りざたされるなかで、成功を打ち出す必要があった。もうひとつはアメリカへのメッセージ」

   森永卓郎も、「アメリカへのメッセージ。ちょうどアメリカの衛星に写るような時間に発射してる」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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