2024年 4月 20日 (土)

自民議員「日本も核」 みの「大変な発言。新聞一面かと…」

   <テレビウォッチ>「北朝鮮がこのまま核を持ち続けるのであれば、日本も核を持たざるを得ないという気構えを示して圧力をかけるべきだ」

ウォーというような

   昨日(4月7日)開かれた自民党役員連絡会で、自民党議員からこんな意見が出たという。核を保有すべきだとまでは言っていないが、やはり出てきた核をめぐる論議だ。

   スタジオでは司会のみのが「『持った、つくる、持ち込む』を暗示するようなこと、これ大変なことではないですか? この発言は……」と強い疑念を示した。

   番組はまず、7日に北朝鮮が世界に公開したミサイル発射時の映像を。

   白い本体に書かれた北朝鮮の旗、その下に赤いハングル文字で『朝鮮』。3段式で先端は丸みを帯びている。

   通常、ミサイルの場合はスピードを保つために先端部分がとがっているが、人工衛星の場合は衛星を格納するために丸くなっているという。

   では今回は? 軍事アナリストの小川和久は「あくまでも人工衛星であるという主張を貫き通すための形をしているなーという印象ですね」。

   さらに現実的な見方をするのは、宇宙の軍事利用に詳しいディフェンスリサーチセンターの上田愛彦理事長。

   「もともと衛星が入る3段目の部分に、将来つくるかもしれない小型の核爆弾と同じ重さの物を積んでおいて、あるところまで運んだ。今回のミサイル発射実験は成功と考えていい」

   そこで毎日新聞論説委員の与良正男は「国際社会が結束してこれを絶対に使わせないようにしなければいけない」と前置きし、次のように語った。

   「一番期待をつなげたいと思うのはオバマさんですよ。ようやく唯一の核使用国であったことについて道義的責任を言い、核の廃絶を目指すんだと言い始めた。被爆国・日本としては発言するチャンを迎えたと思いたい。そっちへ持っていきたいんですよ」

   で、自民党議員の発言にこだわるみのは「ウォーというような発言。非核3原則を持っているのに、『日本も核を持たざるを得ないという気構えを示せ……』。これ大変な発言ですよ。(新聞の)一面トップと思っていましたが……」と。

   食糧支援まで受けながら周辺国を仮想敵国として、ミサイル開発に血道をあげる北朝鮮に、普通の外交が通用しないことも確か。

   とくに足元を見られ、主権を侵害されっぱなしの日本としてはもはや我慢の限界にきているのだが……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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