もっと気持ちを裸に! 自分で自分を縛らないで
突然の思いつきベトナム弾丸旅行も、あ~っという間に過ぎた。
現地では海外で生活している叔父の家に滞在していたのだが、海外で生活していると何かと大変なことは多いだろうと感じた。この点を、日本に留学後そのまま日本でフリーランスの通訳として活動しているスイス人に聞いてみた。
「そんなことないよ。世界中の人がそうやって暮らしているんだよ」
なるほど。確かに……
こんな質問をする自分自身が、いかに国内に否、今の生活にしがみ付いているのかを実感してしまい、恥ずかしくなった。
留学する日本人が減少
ところで、帰国の機内でおもしろい記事を見た。
海外留学する日本人学生の数は減少しており、政府は科学者などの留学支援を費用面で対策強化するとの記事だった。海外留学を希望する学生が減った理由を記事はこう分析する。
不況時にこれまで以上に留学が就職に有利とは限らない点、帰国しても職があるかどうかわからないので、学生が留学に消極的になっていると。確かに、私の周りでも留学した友人は多いが、〈どれも女性〉みな帰国後の就職で大変な苦労をしていた。いったん就職した後に留学した彼女たちは、学生時の就活よりも苦労したと、誰もが口をそろえて言う。
留学後そのまま現地で職についている友人は少ない。海外留学をした人たちは、なぜ帰国しようと思うのだろうか? それこそ、別に日本に縛られなくてもいいんじゃないの? それとも、留学期間終了後はやっぱり日本に帰りたくなっちゃうんだろうか? な~んて、留学経験すらない私は自分のことを棚に上げて思う。
記事を読んでいて思い出したことがある。以前元祖ロハス的な生活をしている某有名歌手が、自分の人生を省みつつおっしゃったことだ。
「日本人ってさ、自分の生き方を自分自身で決めつけていたり、ルールを作って縛り付けていることが多いよね」
彼は自分の意志とは裏腹に歌手デビューし紅白にも出場。その後、思いつきでハワイに家族を引き連れ10年滞在。帰国後は俳優として活動する傍ら、自分で家を作ったりアート作品を作ったりしている。興味の赴くまま、生きてきたら、何ものにも縛られないというのが自分のライフスタイルになっていたと。
帰国するも帰国しないも自由。生き方を縛ることなく、自分の人生なんだから、いろいろと興味の赴くまま出来る限り人生を楽しんだほうがいいんだろうなぁ、と思いながらパソコンに向かっていると、ラジオから、オバマ大統領の「YES! WE CAN」の演説をリミックスした曲が流れてきた。
なんだか、自分の人生を決めるのは自分なんだと、歌っているような気がした。前向きにやってみたいことは、やってみよう!と、
モジョっこ