百貨店閉鎖が商店街に及ぼす影響

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   <テレビウォッチ>地方都市の目抜き通りで起きている深刻な商店街の「空洞化現象」を取り上げた。

何かないとダメ

   GW最終日の5月6日、東京・池袋で51年の歴史を持つ「池袋三越」が姿を消した。これで、この1年間に姿を消した百貨店は、全国で13店舗に達する。その多くは地方都市だ。

   番組は、その1つ、昨2008年12月末に閉店した愛媛県今治市の「今治大丸」と、来年1月までに存廃を決める北海道室蘭市の「丸井今井室蘭店」の現状を取材した。

   今治市の中心にあり、「集客の核」として街のシンボル的存在だった「今治大丸」は、3か月以上たった今も空きビルのまま。今治商店街協同組合の新井田理事長は「街の中心に大きなお墓ができた」と嘆く。

   しかも、この閉店で客が来なくなり、近くの今治商店街の様子が一変した。2、3 店舗に1店舗の割でシャッターをおろし、今や「シャッター商店街」に変わってしまったという。

   一方、来年1月までに存廃を決めることになっている「丸井今井室蘭店」は、周辺の商店街が閉店阻止の運動を展開中だ。

   開店が明治24(1891)年、118年の老舗を誇る百貨店だが、現在の場所に移転してきた1981年の時は、移転に猛反対し署名運動を展開した商店街が、今は閉店阻止の署名運動を行い9万2000人分の署名を集めた。

   商店街振興組合連合会の理事長は「丸井今井さんがいなくなったら商店街は衰退していきます。何が何でも残っていただきたい」と訴えている。

   地方都市の百貨店離れ、商店街の空洞化はなぜ起きているのか? 月泉博・商業開発ディレクターは「若者の百貨店離れが一番大きい。加えて大型商業施設が郊外に進出したために、中心部の客が郊外に流れている」と。

   司会のみのは「残してほしいと言われても、採算に合わないのではね~。そこに行けばお客が儲かるとか、安らぐとか何かないとダメですね」。

   毎日新聞論説委員の与良正男は「こういう現状を含めて地方は、都心部との格差を感じてしまうのではないでしょうか」と。放置しておけば益々空洞化は進むばかり。一体、地方分権化はいつ進むのか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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