2024年 4月 20日 (土)

現代・ポストに「殴り込みのススメ」 4誌バトルで盛り上がれ

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   今週の週刊誌の話題は、鳩山民主党船出の行方と新型インフルエンザで持ちきり。ここでも、月曜発売の現代、ポストは、校了段階(木曜夜)では、鳩山か岡田か絞りきれず、「ポスト小沢で始まる『民主党分裂』」(現代)「『小沢闇将軍』と『降りない麻生太郎』に大連立構想の亡霊!」(ポスト)と、中途半端なタイトルと内容で、後れをとっている。

   老婆心ながら、両誌は、真剣に発売日の変更を考えたほうがいい。例えば、木曜日発売にして、文春、新潮に殴り込みをかけるのだ。同じ日に4誌も? と訝るかもしれないが、競合誌が増えることによって、読者の数も間違いなく増えるのだ。

鳩山新代表の「過去」

   これまで発売日を変更して失敗した雑誌は数多あるが、その多くが、競合誌がない水曜日に移したためだった。週刊誌読者の購買パターンは、週初めか週半ばなのだ。

   火曜日発売の「週刊朝日」は、自分のところで印刷している強味で、表紙を鳩山氏の写真にし、「民主党鳩山新代表誕生!」と謳っている。

   この中で、「緊急衆院選議席予測」を森田実氏と野上忠興氏にさせているのは、さすがだ。森田氏は自民党200、民主党215と読み、野上氏は、自民党187、民主党231と、民主党大勝と読んでいる。

   新代表が決まった直後の各新聞の世論調査でも、民主党は前回調査時よりも伸ばし、朝日新聞では、「麻生、鳩山、どちらが首相にふさわしいか」という問いに、麻生29%、鳩山は何と40%と、大きくリードしたのだ。

   では順風満帆の船出かというと、そこは週刊誌のこと、意地の悪い筆致でネチネチと鳩山氏の過去を暴き立てる。元民主党衆議院議員で鳩山氏の側近だった木下厚氏は、「人柄はとてもいいのですが、いかんせん決断力がない。(中略)政策について聞いても具体的な中身はない。当時から出てくる言葉は『友愛』ばかりでした」(文春)。過去に、幾たびかの愛人騒動もあったとして、「夫人の幸さん(65)とも、当初は不貞の関係にあった」(同)と、夫がいた幸さんを略奪して結婚したが、その時の尻ぬぐいを、母親にさせたと書いている。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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