2024年 4月 19日 (金)

北朝鮮の核実験と「健康問題」 「この時期しかなかった」

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   <テレビウォッチ>北朝鮮がきのう5月25日に行った核実験の規模は、前回2006年の4倍、長崎原爆の約5分の1だという。先のテポドン発射のあと、核実験の可能性はいわれていたが、予想より早かった。技術的には進歩していると専門家はみる。

歴史的に見ないと

   しかし、なぜこの時期なのか。独立総合研究所の青山繁晴は、「北としては、この時期しかなかった」という。「核には運搬手段が必要で、そのテポドンを4月5日に打ち上げたあと、世界を驚かし強いインパクトを与えるには、予想より早くやるしかなかった。金正日の健康もあるし」

   狙いは、アメリカとの直接対話にある。だが、テポドンのときは安保理の決議に反対した中国とロシアが、今回は口をそろえて非難した。安保理で新たな決議になる可能性が高い。

   青山は、「オバマ政権はまだ対北朝鮮政策が決まっていない。そこをついた」

   鳥越俊太郎は、「歴史的に見ないといけない。93年の核危機いらい、国際社会は北の非核化に努力してきたが、話が煮詰まると北がぶち壊すの連続。この間に北は着々と核とミサイル保有国になってしまった」

   赤江珠緒が「オバマ政権は強い態度に出るのか、対話に応じないとか」

   青山は「それはない。当面は国連を舞台に強い言葉は使うだろうが、米朝2国間対話になると思う。北は実質的に核保有国になっているから、クリントン時代とまったく違う」

   「核を放棄することはない?」(赤江)

   青山は「核をもってから放棄した国はない。途中でやめた国はあるけど」

   鳥越は「核不拡散(NPT)体制の矛盾ですよね。イスラエルやイランもそうだし、勝手なことをやる国をどうにもできない」

   青山はさらに、「オバマが核なき世界といったのは、大きな核は維持費がかかるから。一方北の核は小さなもので、その運搬手段もある。ミニ保有国の時代がもう始まっているということ」という。

   このあと、ニュース速報が入ってきた。自民党が緊急会議を開いて、「経済制裁以外の対応が必要。直接発射目標を攻撃できるように」といった論議になっているという。これぞ最悪。過剰反応は北の思うつぼだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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