水戸黄門の薬もダメと申すか! 薬通販規制と伝統薬の存亡

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   <テレビウォッチ>改正薬事法がきのう(6月1日)から施行された。コンビニで24時間薬が買えるようになったが、一方で伝統的な薬が消滅の危機に立たされている。もとはといえばネットの販売規制なのに、法律の文言は非情でもある。

切実でしょうね

   風邪薬など大衆薬でも、これまでは薬剤師がいる薬局・薬店でしかかえなかったが、この改正で新たに設けられた「登録販売者」がいれば、コンビニ、家電量販店などでも売れるようになった。

   ドラッグストアの薬の売り上げは、過去10年ずっと右肩上がりで、2008年度で5兆円を超える。これにコンビニが加わったらどうなるか。従来の薬屋さんにはさらなる大打撃になるだけでなく、ドラッグストア・チェーン、コンビニ同士の激しい競争、さらには安売り合戦も予想される。

   改正はまた、薬害を防止するために、薬は対面販売に限るとした。ために通信販売が原則禁止になった。離島に住む人や伝統薬の継続購入だけが向こう2年間認められるが、そのあとは郵送などもできなくなる。

   茨城県常陸太田市の川又薬局は、創業400年の老舗。水戸黄門が考案したといわれる「赤茂伝」は、肩こり、冷え症、更年期障害に効能があるという漢方薬の本舗。店主は17代目当主として伝統を守り続けてきたが、今回の改正で、先の見通しがたたなくなった。

   多いときで日に10件の注文は、9割が全国各地の愛用者への郵送だ。これがダメとなったら、「現代医学では救えない部分を救ってきた。違法になるとその方々が飲めなくなる。なくなったら17代目として先祖に申し訳ない」と店主。

   伝統薬は全国に200から300あるといわれるが、状況は川又薬局と同様だ。改正は、これらに2年後の廃業を宣告したようなものだ。そのひとつ、鹿児島の青木流芳院18代目は、「必要とされてきたから残ってきた。信頼関係を築いてきた。それが伝統薬だと思う」という。

   みのもんたは、「おじいちゃんの代から副作用もなく、と愛用している人もいるだろうに、切実でしょうね」

   三屋裕子は、「17代だ18代だというでしょ。1回途絶えてしまうと再開は難しい」

   みのが、「郵便がいけないってのはどういう根拠?」

   杉尾秀哉は、「もともとネット販売規制なんですよ。薬害があるからということ」

   「ネットと郵便は違うでしょ」とみの。

   三屋は、「もうちょっと考えるべきではないか」

   法律はいったんできると、一人歩きを始めるからこわいんだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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