セーラー服に日本刀 その恐怖と快感(ラストブラッド)

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(C)2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ. All Rights Reserved.
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   <ラストブラッド>1970年、アメリカではベトナム戦争の最中、日本では少女、サヤ(チョン・ジヒョン)が社会に蔓延る「オニ族」を倒し、魔と闘う日々に明け暮れていた。

   サヤは横田にある米軍基地のハイスクールに転校生として入学する。それはオニと戦う秘密組織による依頼だった。サヤはそこで基地の将軍の娘、アリス(アリソン・ミラー)と出会う。最初はアリスを突き放すサヤだが、次第にアリスもオニたちとの事件に巻き込まれ、2人は運命を共にする。そして悪の根源であるオニゲン(小雪)を倒しに向かうのだった。

   2000年に公開された48分間の短編アニメ映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を香港・フランスが共同で実写化し、91分の作品に仕上げた。アニメ版は横田基地にサヤが登場しひたすら「翼手」を斬り倒すだけだが、本作は設定そのものをアレンジしてオニゲンという敵を作りだし、ハイスクールの地味な保健医を可憐な少女、アリスに整形した。中身は全く違うが、サヤの日本刀での殺陣、流血シーンは前作以上に過激に作られている。ちなみにテレビ版BLOOD+」とは関係ない。

   この作品のいいところは実写化であるため、実際の女優のアクションを楽しめるところ。主演のチョン・ジヒョンは「猟奇的な彼女」でもヒロインを演じているが、アクション俳優としても迫力があるのがわかる。小雪と闘う場面もファンなら見逃せないだろう。つまり現実にはありえない「闘うヒロイン」のカタルシスを堪能できるのだ。しかもジヒョンのセーラー服に日本刀という強力なコスプレでの殺陣は見るものを快感と恐怖で釘付けにするだろう。ただ殴られる痛い場面もあるので要注意。

   オニゲンとはなにか、実際に劇場で確かめてほしい。最後は「あ~そうか」という落ちが隠されているので見る楽しみは多い。ただこの映画は面白いが91分と少し物足りない。<テレビウォッチ>

ユウ・ミサト

   オススメ度:☆☆☆

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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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