産活(出産)に離活(離婚)に… そんなマニュアル女に喝!

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   <テレビウォッチ>梅雨に入り、肉食女子にとって1番の見せどころの夏がそろそろやってくる。

   夏に向けて戦闘モードに入りますか。ということで、肉体磨きや女子力磨きをより一層入念にするべくデパートへ。ボディー系美容品をどっさり買いこみ、夏気分を一層感じさせてくれるために香水を買うことに。売り場であれこれクンクン。嗅覚がマヒ状態になっている時、店員さんから声を掛けられた。

   「どのような香りをお望みですか? どなたか憧れの女優さんや、香りをイメージする方はいますか?」

女としての私の生き方

   はてと。なぜ、香りを選んでいるのに店員さんは憧れの女優の名前を聞くのか?

   「え~と。特にいませんけど。強いて言うなら菊地凛子さんとか」

   恥ずかしい~! こんなこと言わせるなんて! 店員さんのバカバカバカっ!

   「菊地凛子さんですね。では、こちらの香りがいいかと……」

   店員さんはそう言うと、香水を取り出しシュッと香りをふきかけてくれた。

   イイ香り! これ下さい!! 高額な香水をまんまと購入してしまったオバカな私。

   しかし香りと憧れの女優の関係が気になる。理由を聞いてみると販売している香水が似合いそうな女優やモデルをイメージしておくと、客に的確なアドバイスがしやすいからだという。

   これって、あの女性特有の消費活動!?

   美容院で女優の○○さんと同じにようにしてくださいとか、雑誌の○○ちゃん風OL1か月コーディネート特集とか、セレブママの美的生活特集……

   まさか香りにまでそんな憧れ対象に似せるためのマニュアル的なものがあるとは思わなかった。

   とかく女性は憧れの人のスタイルをマネしたがる傾向が強い。同じようなメイク、髪型、ファッション、そしてライフスタイルまで自分に取り入れようとする。取り入れるというよりは、憧れの女性はもはやマニュアル、手本だ。

   外見ならまだしも、ライフスタイルをマニュアルに近づけるのには相当の努力が必要だが、自分を向上するためならば女性は何の苦痛も感じない。

   ところで、その憧れの1つが「婚活」にも表れているのではないだろうか?急に女たちが結婚したい! 結婚したい! と競うように男探しに血眼になりだしたのは、1年半ほど前。その前までは2000年前後からブームとなっていた「お1人様女性」を気取っていたはずなのに。ライフスタイルをマネしてみたが、自分には出来ない、お1人様も飽きた……と女性たちが思っていた所、一部の女性たちが婚活なるものをしているとメディアが騒ぎだした。

   さらに草食男子関連本の出版が女性たちを結婚へと焦らせ、そこまで意識していなかった女性にまで火が付いてしまった。イイ男はますます少なくなる! 一刻も早く結婚しなきゃ! と。結婚をゴールに設定してしまい、本当に自分は今結婚したほうがいいのか? と思う以前に、婚活にいそしむ女性たち。

   これもまた、世の中の流れというマニュアルに沿っているだけではないか。

   そして登場した「産活(出産活動)」と「離活(離婚活動)」。せめて出産だけはしたい産活と、婚活で結婚したけど破綻した女性の離活……。

   しかしだ。いずれにしてもどのマニュアルも中心にあるのは「女としての私の生き方」。自分中心の生き方を求めている気がしてならない。

   憧れのマニュアルを求めてマネしているのだが、結局は自分がどう人から見られたいのか、自分自身にどう満足したいのか……その答えを見つけるために、新しいマニュアルを探している。

   菊地凛子がどんな香水をつけているのかもわからないまま、買ってしまった香水を見つめながら、ふと思った。

モジョっこ

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