2024年 4月 19日 (金)

イケメン好き必見のタキシード姿も(お買い物中毒な私)

(C)Touchstone Pictures and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.
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   <お買い物中毒な私>アイラ・フィッシャー演じる主人公レベッカ・ブルームウッドは地味な園芸雑誌の編集者。そんな彼女が夢見ているのは一流ファッション誌の編集部で働くこと。しかし夢には程遠いのが現実。そして彼女にはもうひとつやめられない楽しみがあった。それがお買い物だ。ベストセラー小説、「レベッカのお買い物日記」の映画化。

   とにかく展開が早くて観ている方を飽きさせない映画だ。お買い物中毒な主人公レベッカは、ショーウインドウのマネキンがしゃべって見えちゃったり、カードの支払いで1万ドルもつかっちゃったり、ちょっと中毒的な症状がでているけど、いつでも誰よりポジティブ、笑顔が素敵で可愛らしい。大きな胸を揺らしながら幸せそうにグッチのバッグを片手にニューヨークの街をかっ歩する姿は、『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー・ブラッドショーと重なって見える。彼女たちは現代における女性の心理をそのまま描き出したものだ。そして女性は誰しもみな彼女になりうる可能性があり、彼女に憧れているのである。内心では。

   もうひとつ注目すべきはレベッカの上司で、彼女が密かに想いを寄せる男性ヒュー・ダンシー演じるルーク・ブランドン。彼がプラダでレベッカとタキシードを選ぶシーンがある。もともと男前の彼だが、タキシード姿は実に美しい。イケメン好きには必見だろう。

   この映画の良いところは、レベッカがただのお気楽ハッピーでいるのではなく、自分が買い物という行為で酸いも甘いも経験するというところ。そこには笑いだけではなく、涙を誘う要素もある。

   ともあれこの映画を例えていうのなら、カラフルなおもちゃ箱からたくさんのきらびやかなおもちゃが飛び出してくる、それを次から次へ手にとっては遊び続ける。そんな感じで最後まで安心して観られる。<テレビウォッチ>

PEKO

   オススメ度:☆☆☆


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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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