「泥棒!」「詐欺!」と怒号とぶ 保証されなかった「家完成保証」

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   <テレビウォッチ>「泥棒だよ!」「詐欺だろうが!」。テレビニュースの定番、債権者集会の怒号だが、近頃稀に見る迫力。今2009年春、50億円の負債をかかえて破産した注文住宅メーカーのアーバンエステートは、約500軒が未完成の状態だ。壇上に立つ社長には「お前、その背広を売って(カネつくって)こいよ!」

   番組が取材した契約者によると、代金の多くを前払いした客には割引きするなど、とにかくカネを集めたがっていた様子。後に営業マンに聞くと、多額前払い客の工事はおいおいゆっくりやればいいなどと考えていたらしいそうだ。

   また、同社は「完成保証」なる文言を謳っていたのだった。アーバンエステートが倒産した場合には、保証会社が過払い分の工事費を約数百万円、肩代わりしてくれるはずだった。しかし、契約者が保証会社に電話してみると、予想される数億円規模を保証する体力はないと説明をうけた。「じゃあどうするんですか?」と聞いたところ、黙りこんでしまったという。

   「完成保証」はただの紙切れだった、とナレーション。「たぶん業界が言い訳のためにつくった保証会社でしょう。資力もないのに完成保証なんて、これも詐欺まがい」とスタジオの江田けんじ衆院議員が糾弾する。

   保証といっても、保証の保証はないようではある。

文   ボンド柳生
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