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東国原&大物議員「ダブル新党」説 「自民と連立」と総理のメ

   <テレビウォッチ>『東国原ショック』の波紋が止まない。東国原知事に対する反発、彼に衆院選出馬を要請した古賀選対委員長への批判が起こるなど、「自民党が振り回されている」(赤江珠緒)のは確かだ。どういう決着になるか先行きは不透明だが、番組コメント陣の見方は――

セールスマンとしての

   鳥越俊太郎は「国政に意欲を持つ東国原知事が、自民党が苦戦しているのを見越して、自分を売り込む最大のチャンスだと思ったのだろう。ただし、それだけではみんなの納得を得られないので、マニフェストの話、地方分権の話、宮崎のためという大義名分を入れた。自民党が、マニフェストの件を受け入れちゃった場合、出馬が実現してしまう可能性がある」と、普通の見立て。

   吉永みち子は「人間の質、政党の質がよく見えてくる。少し離れて俯瞰して見ていた方がいいと思う。宮崎をどげんかせんといかんと立候補したときの真摯な態度でいろいろ売ったけど、今度は自分の人気と県民を担保にして自分を高く売ろうとしているようだ。セールスマンとしての才能は素晴らしいけど」と皮肉っぽい分析。

   三反園訓は「きのう(6月24日)取材して、こういうことばに出合った」と『東国原新党』と書かれたフリップを掲げて説明する。それによれば、仮に自民党に入れなくても、政権交代の嵐の中で、『細川新党』のようにブームを起こしてある程度、数を取れれば、選挙後、自民党と組むことも考えられるというのだ。さらに、現在、無所属で新党模索中の平沼赳夫衆院議員と古賀選対委員長の仲がよく、 『東国原新党』と『平沼新党』の合流もあり得るといわれていると、三反園は話す。水面下での噂話はつきないらしい。

   東国原知事が仕掛けた賭けの目はどう転ぶのだろうか。