2018年 7月 19日 (木)

某キャスターの「慧眼」 「すごい」か「見苦しい」か

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「『とくダネ!』における小倉智昭」(フジテレビ) 2009年6月19日 8時~

   小倉智昭は超能力の持ち主なのか。俺は何でも知っている!?
   この日、のっけから彼は宣もうた。ヴァイオリニストの樫本大進が、ベルリン・フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスター(試用)になったことを、さも樫本に詳しいと言わんばかりに紹介し始めたのだ。樫本が若くしてロン・ティボー・コンクールの覇者になった時の裏話など知るまいに、偉そうに知ったかぶりで喋るとは笑わせる。君は軟派音楽専門フリークではなかったのか。
   先日は絢香の応援団長みたいに得々と喋っていたし、盲目の辻井伸行には9年前から応援していただと。ブレークした才能には、すべて自分が目を掛けていたといわんばかりだ。キリストではあるまいし、そんなに皆と親しいとは、よくも体がもつものである。つまり、彼は有名になった人間を全部自分の領土に引き込んで、オレがオレがと利用する体質なのである。全く見苦しい。
   人間は『実るほど頭を垂れる稲穂かな』であるべきで、有名になればなるほど謙虚にならねばならない。小倉のように、言わばキー局の看板番組のメーン・キャスターを任されて何年にもなるのに、未だに他人のフンドシを利用し、自慢げに自己PRするのは、如何に彼自身が自己深耕を怠り、上っ調子に日々を過ごしてきたかの現われである。小者の証明か、よほど自分の出自と才能とキャリアに自信が持てないかのどちらかである。情けないMCである。

(黄蘭)

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