「麻生内閣でひっくり返された」 独立行政法人「逆転焼け太り」

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   <テレビウォッチ> すっかり悪名を売った「私のしごと館」を所管する雇用・能力開発機構――廃止されるものと思っていたら、そうは問屋がおろさなかったようだ。

全廃ありきで

   結論からいえば「焼け太り」(渡辺喜美・元行革担当相)。雇用・能力開発機構は、職員3718人、予算5822億円を擁する巨大独立行政法人だが、1年前、福田内閣のとき、「私のしごと館」は廃止、ほかの組織も都道府県に移管するなどの方針が決まったという。

   ところが、「麻生内閣になってひっくり返された」(渡辺)。ポリテクセンター(職業訓練施設)、職業能力開発総合大学校(職業訓練の指導員育成)など、都道府県に移される予定の組織が、もう1つの独立行政法人、高齢・障害者雇用支援機構(職員727人)と合体、事実上温存されるようなのだ。番組では、職員の何人、どれくらいの予算が移るかハッキリしないが、かなりの部分が行く感じだ。

   こうなった原因は「担当大臣のやる気と総理大臣の決断」(渡辺)で、根回ししたのは「実権を握っている霞が関」(同)。官僚が族議員と結託して前の内閣で決めたことを覆したのだという。ただし、福田内閣の末期で、閣議決定しなかったことも響いているらしい。

   大谷昭宏はこう言って怒る。「この国は土台を官僚という白アリに食われている。いつか食いつくされて倒れる。われわれが選んだ選良が決めたことを官僚はハナにもかけない。渡辺喜美さんが自民党を離党したことを、うるさいヤツが出て行ってくれたと思っているだろう」。そして「独立行政法人は1回なくして、本当に困るヤツだけ残せばいい。まず、全廃ありきで行けばいい」と言った。

   取材した玉川徹リポーターが「完全にムダなものはない。必ず何かの役には立っている。だけど、国は借金ばかりしているから、お金を切らなくちゃいけない。優先順位をつけて切らなくちゃいけない。それを大阪府でやったのが橋下さんだ。国でもやらなくてはいけないと思う」とまとめた。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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