「開票速報」進歩と旧態依然 「都議選」の「歴史的」高視聴率

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「東京都議選開票速報」(NHK) 2009年7月12日 20時45分~

   都民の関心の高さを示したのは、開票速報の視聴率の高さ。20時45分から、20時55分から、21時50分から、と3度とも20%を越え、他に22時半からの深夜帯でも18%以上。お蔭で好調裏番組、TBSの「官僚たちの夏」第2回が9%台に落ちてしまった。正に選挙結果の民主党躍進同様、歴史的な1日となったのである。
   メイン司会は武田真一、出口調査報告が小郷知子、解説に政治部の吉住智弘。余計な賑やかしタレントなどは一切ないすっきりした構成である。画面の左にタテ帯でニュースが入り、画面下にはヨコ帯で各党の議席獲得人数が色分けで出る。見やすい。434か所で出口調査したNHKの人海戦術は圧倒的に功を奏し、22時過ぎてから、フジテレビが「サキヨミLIVE」で速報を流したが、民主党の当選当確人数が、NHKとフジでは20議席ほども差がついていた。もっとも、NHKは当確を先走りすぎて、1人落選議員に当確をつけた大チョンボをやった。落選ぬか喜び議員のトホホは気の毒である。
   大昔の開票速報と隔世の感があるのは、議席獲得予想のCGグラフで、瞬時にして、誤差を加味した予測数字が出るので、わかりやすかった。問題はハードが進歩しても、肝心の人間の頭の中が旧態依然では困る。今や視聴者もプロ並みに政治分析が出来る時代なので、通り一遍の数字判読なら無いほうがまし。今回のメンバーに当てはまったとは言わないけれども。総選挙の開票速報が待たれる。

(黄蘭)

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