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ワタミCEOが断罪 デパート「夏バーゲン」の失策

   <テレビウォッチ>国内総体的には暑い季節がはじまったばかりだが、アパレル界では「夏のバーゲン」がはやくもラスト・ファイナルに向けてスパーク状態なのだという。

   スタジオにはデパートから運ばれたセール品が飾られた。松屋銀座では明日(7月29日)から約10日間、通常価格の約10分の1のカクヤスでフォーマルウェアを販売するという。「フォーマルな洋服が5000円って、安すぎません!?」と司会の加藤浩次もビックリ。「ありがたいですねえ」とたいしてうれしくもなさそうに葉山エレーヌアナが言う。

   と、ここまではこの番組のベタな展開。しかし、番組コメンテイターでワタミCEOの渡邉美樹が口を開くと雰囲気は一変した。飲食業界の経験から、渡邉は値引きを2つに分類。売上が落ち込み、追い込まれて「ビール100円」などと打つものと、「お客さんが暇な時期だから、攻めよう」という積極的なものと。

   そして「この値付けは追い込まれてやってる感じ。結局はデパートのブランドを傷つけ、明日につながらない」と安すぎるバーゲンを批判。「長い目で見れば、消費者にもいいことじゃないと思う」と、なんともありがたいことに近視眼的消費者への警告も忘れないのであった。