2024年 4月 23日 (火)

爆発アリ法廷闘争・復讐劇も シングルマザーの大奮闘(セブンデイズ)

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   <セブンデイズ>韓国で大ヒットになった、サスペンススリラーが日本に上陸。女性弁護士ユ・ジヨン(キム・ユンジン)は法廷で100%の勝率を誇る超キャリアウーマンであり、同時に8歳の娘、ウニョンを育てるシングルマザーでもあった。

   娘の運動会の当日、ユジンは親子リレーに参加するが、終わった直後にウニョンは誘拐される。次の日、誘拐犯は電話口からユ・ジヨンに命令する「1審で死刑判決が決まったチョン・チョルジン(チェ・ミョンス)を2審で無罪放免にしろ。もしもできなかったら娘の命はない」。期限は1週間、ユ・ジヨンの1人娘を奪還するための困難な闘いが始まる。

   見所は、練りに練ったスリリングなストーリー。誘拐劇と法廷バトルのミックスは圧倒的。ユ・ジヨンは周囲に娘が誘拐されたことを隠しながら、一方で欺瞞ともいえる殺人犯の釈放に奔走する。そして被害者の女性の母親に対面したとき、自らも同じ気持ちに立とうとしていることに気づき、葛藤を抱えずにいられなくなる。しかも新たな容疑者の登場によってさらに過酷な事態となる。

   裁判で容疑者を無罪放免にするには完璧に裏の取れた証拠がなければならない。矛盾だらけの裁判に勝ち目はないはずなのに、電話の主は被告の無罪を主張する。チョン以外にもカン・ジウォン(ヤン・ジヌ)という精神を病んだ男も登場して、事件の真相は複雑を極め、果たしてどっちが白か黒か、まったくわからないまま裁判は続けられ、混乱に陥る。そして勝負の行方は予想もしなかった方法によって幕を閉じる。しかし、そこから背筋が凍るような復讐劇が始まろうとしていた。

   サスペンス好きにはもう絶対お勧めの1本。シングルマザーの奮闘がテーマなので女性に共感を得るだろう。また男女の深い友情といったドラマもあり、個人的にユ・ジヨンの親友の不良刑事のソンヨル(パク・ヒスン)の活躍ぶりはめちゃめちゃ素敵。脚本は2時間ドラマと似ているが、中身とその迫力は比べ物にならない。お茶の間のテレビでのんびりするのもありだが、爆発あり、法廷あり、大仕掛けでノンストップの映画は絶対に退屈しない。ハリウッドのリメイク版も決まり、その内容も気になる。

ユウ・ミサト

   オススメ度:☆☆☆


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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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