酒井法子「逮捕騒ぎ」生んだ 大いなる錯覚とは

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「『The サンデー NEXT』<日本テレビ>他の同類ニュース」(各局) 2009年8月9日 8時~

   ほぼ1週間にわたりテレビニュースとワイドショーを席巻した高相祐一・酒井法子夫婦の覚醒剤逮捕事件。軒並み高視聴率で、TBSの「情報7daysニュースキャスター」は30.4%もの数字を取った。
   大騒動になった理由の1つは間違いなく清純派女優と覚醒剤のギャップの大きさ故だが、根底に、現代の芸能人に対する客(視聴者)側の認識の変化が影響している。つまり、テレビ箱の中の芸能人は客にとっては憧れの偶像になっており、それが穢されたことへの驚きがある。だが、これは大いなる錯覚がもたらした結果である。    もともと芸能人のルーツは京の都の河原辺りで歌や踊りを見世物として生計を立てていた下層階級の人々だった。市民としての義務や規範を求めること自体が間違いで、人々の憂さ晴らしに役立つ見事な芸能を披露できれば、私生活などどうでもよかったのだ。
   TV時代では彼らも市民として理想像を求められるようになり、私生活まで偶像視の対象となる。ボロが出るのは当たり前である。もともとが自己に厳しい知識階層でもなく、まして、日本のテレビ界でのタレントは、映画時代の特別エリートでもなく、いわばポット出の田舎娘や田舎兄ちゃんが、ルックスがよければたちまちスターになる安易な時代。玉石混交で当然なのだ。清純派女優と呼ばれても、もともと覚醒剤をやる程度の人間だっただけなのだ。差別的に呼ばれた昔の芸能者と同等と思えば驚くには当らないのである。

(黄蘭)

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