2024年 4月 18日 (木)

選挙「1人で2400万円」 ポスター貼りの日当は?

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   <テレビウォッチ>『週刊永田町トリビア』。今回(8月19日)は、テレ朝解説委員の三反園訓が解説者となって「選挙のナゾに迫ります』(キャスターの赤江)。

   まず、三反園が「選挙に出るとしたら何が1番不安か?」に、アナウンサーの小木逸平が「お金ですね~」から。

   一応、「法定選挙費用」というのがあって、有権者の数に合わせて立候補者が選挙で使っていい額が決められている。

   前回2005年の衆院選では全国平均で2400万円だった。今回は東京1区の場合で2600万円。

   それ以上使ってはいけないことになっているのだが、三反園によると「ある中堅の前議員に法定選挙費用がいくらか知っているかを聞いたら『知らない』と言っていましたよ」が実態。

   三反園が「高くて、すぐには出れないでしょ。だから世襲議員は有利なんですよ」と。

   で、その中で1番かかるのが人件費という。選挙の宣伝カーに乗って立候補者の名前を連呼するウグイス嬢1万5000円以内。

   予約が殺到するカリスマ・ウグイス嬢が上限で、ランクによって日当に差が出るという。ただ、最近は「カラス男」とかいう「男性」の人気も高まっているとか。

   ポスター貼りは日当1万円以内。このポスター貼りは、いかに早く貼るかが当落に影響する。したがって人海戦術のために金もかかる。

   選挙事務所に詰めるスタッフの弁当は1000円以内。それと菓子代500円以内がつく。

   では事務所にやってくる有権者(支持者)への接待は? ケーキ、サンドイッチ、酒は禁じられており、出していいのは漬物とか。で、キャスターの赤江が「いつも漬物ばかりではね~」とタメ息を。

   では、1番お金のかからない選挙は? アメリカ風のインターネットの有効活用なのだが、日本では公示後のネットによる選挙活動はダメ。

   その理由は、三反園によると「誹謗・中傷が飛び交うことへの懸念とブログとかが得意でないベテラン議員と若手議員のとの世代間格差が出る懸念がある」からという。

   ただ、三反園は「今回の総選挙で民主党が過半数を握れば改正される可能性が高まる」という。若手の多い民主とベテランが幅を利かす自民。有権者の選択次第では、ここでも時代が動く。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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