大小政党の発言時間 「均等割り」は平等か偽善か

印刷

「ニュース7 党首に聞く」(NHK) 2009年8月18日 19時~

   衆議院議員選挙の公示日、夕方のNHKニュースでは時間を延長して政党党首の話を生放送した。自民党の麻生太郎に始まり、新党日本の田中康夫らまで、大政党から、出来たてのミニグループまで、党首や代表が次から次に登場し、カメラ目線で答える。司会はアナウンサーの武田真一と政治担当の山下記者の2人。
   毎度NHKの政治討論番組などで感じるのは、悪平等、悪配分ということである。例えば、政治討論会では、発言者がどんなに佳境に入った内容を述べていても、均等割りの1分30秒なにがし(?)がくれば、「ハイ、次の人っ」と司会者が遮る。バカか。アホか。
   これでは討論にならない。恣意的に出席者の1部を無視したり、同じ人ばかり長々と発言させる田原総一朗もどうかと思うが、NHKの平等公平を装った均等割りには、偽善の匂いがする。突っ込まれないための予防であって、議論を尽くして視聴者の聞きたいことに肉薄しようという使命感などカケラもないのだ。
   この日も均等割りだった。選挙で片方に肩入れしたと疑われないためだ。質問も同じで、「セールスポイントは何か」と聞く。解散以来の日時で、散々聞かされて耳タコになっていることをまた繰り返す必要はないだろう。選挙民の意識の中では、もっとその先が聞きたいのである。同好会に毛が生えたようなミニグループと大政党とを同格にあつかうのもわざとらしい。猛省を求める。

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中