2018年 7月 20日 (金)

爆笑太田「芸術の気に入らない点」 大衆にウケる必要性あるか

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   <テレビウォッチ> (プロフェッショナルは休みのため、爆笑問題のニッポンの教養を紹介します)今回、爆笑問題の2人が訪れたのは東京藝術大学。言わずと知れた日本の芸術教育の権威だ。『表現力! 爆笑問題×東京藝術大学』と題し、表現することの意味について教授陣や学生とトークバトルを交わした。

   爆笑問題の2人は、日本大学芸術学部中退という肩書きだ。芸術教育に見切りをつけて自ら表現の場を模索した爆笑問題。それに対し、現在進行形で芸術教育の先端で表現し続ける人々。ベースが似ているようで微妙に異なる2者のトークということで、楽しみにしていた放送だ。

共感の質?量?

   その後のトークバトルでは『表現とは』に絞ったテーマで、意見が分かれた。

   太田「表現って、もっと多くの人に共感されたいって、絶対あるでしょ」

   デザイン科准教授・松下「量とか質とかいろいろあるけど、我々は主に質に関わっていると思うんですね。需要があるところばかりに目を向けていると、本質を外すかも知れない」

   太田「(俺は)呼吸を合わせて、すごくいいもんを共同で作りたいなと思うわけだ。それは、対大衆に対しても同じなわけですよ」

   学生「どんなに人を呼んでも10人しか来ないとか、そういう人たちの芸は本当に意味がないのか、というか」

   太田「落語は面白いのに客を引っ張ってこれない。ゴールデンタイムでみんなに見せたいと思うけど、たぶん視聴率もそんなにとれない。俺は迷ってるけど、人が見ないんじゃしょうがねぇだろって、どうしても思っちゃう」

   音楽学部准教授・熊倉「ここにいる表現者のみんなは、1人でも多くの人に見て貰いたいっていう野心ギラギラであることは事実だと思うんですよ。でも、今ここのためだけに我々は作っているのか、もっとずっと先、自分が死んじゃった後に誰かの価値観を変えられるかも知れないという妙な野心があるのが芸術家なんじゃないかと思うんです」

   太田「俺は芸術の持っている問題点って、そのあやふやさだと思うんだよね。俺のやっていることは芸術じゃない。そんな何百年かけて伝えたいものでもない。ただそこにいる人に思ったことを伝えたいだけだから」

   芸術の持つ本質的な所など何も分からないが、おそらくそれはいつの時代も無条件に存在し、誰かの思想に語りかけたり攻撃したりするものなのではないかと思う。マスに訴えかけるものはビジネスであって、芸術とは無理にまわりに媚びを売らないものなのではないか。

   芸術の持つ本質がそこにあったと仮定したら、やはり芸術をビジネスにして食べていくということは難しい事なのだろう。その成功例がアンディ・ウォーホルだったり、村上隆なんじゃないかと思う。爆笑太田は、自分は芸術家ではないといったが、どうも彼からは文化的側面を強調させようとする匂いを感じる。太田がウォーホルになれる日は来るのだろうか。

慶応大学・がくちゃん

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