2018年 7月 19日 (木)

「泣かせりゃいい」 安易な作りに泣けてくる

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   <テレビウォッチ> TBSの「ナキメシ」。タイトルに惹かれて見てみた。

   司会は、中山秀征と久本雅美。2人とも露出過多で鼻につく。内容は、苦労した芸能人が、食べ物にまつわる、泣いてしまうような思い出を語る、というもの。ゲストは、木下優樹菜とTKO、高橋ジョージ、レッド吉田といった顔ぶれ。

   木下の話は、母のミネストローネに関するものだった。グレてた頃、家に帰らない生活を続ける中、お腹をすかして家に帰ったときにミネストローネを食べてうまかったと。そして、デビュー後なのかな、帰宅するとミネストローネがテーブルに置いてあり、ぐっと来たとか何とか。

   高橋は売れなかった頃、最後の録音を終えスタジオを出るとお菓子屋のような店があり、菓子パンを食べたくなったそうだ。140円しか持ってなく、本当は2個食いたかったけど、80円のチョココロネ1個しか食べられなかった。そして、もう1曲だけやろうとスタジオに戻りつくった曲がヒットしたのだ、と。今でも誕生日には、この菓子パンが出るのだそうだ。

   とまあ、こんな話が続く。これに久本はじめみんながよく泣くんだ。みんな共通してるのは、ここまで来るには苦労したけど、今は成功しましたよ、という流れ。こんな話を4個も並べられ、さあどうだ、泣けと言われても困ってしまう。番組の作り手が、これは本当にいい話だ、と感じて情熱を注いで作っているとは感じられない。泣かせりゃいいんだ、とばかりにポンと作っている印象だ。ゲストも重量級とは言い兼ねる。

   前週までは、「クイズなんでもNO.1決定戦」をやっていた。翌週と翌々週の予定を見ると、それぞれ別の番組だ。今回の「ナキメシ」が単発ものなのかどうかは何の説明もなかったが、しばらくは単発ものが続くということなのだろう。裏に爆笑レッドシアターがあり、大変なのだろうが、何やら混迷を深めている気配だ。

      泣かぬなら 泣かしてみせよう ナキメシで

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