2024年 4月 20日 (土)

中国家電王が語る 「黄金時代」と自信

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   <テレビウォッチ>毛沢東主席が『中華人民共和国』の建国を高らかに宣言してから60年、改革開放経済を導入してから30年。

   中国は今、出口の見えない金融危機で、50兆円を超える景気刺激策を打ち出し、世界経済をけん引する原動力として世界中から期待されている。

従業員12万人

   様変わりに存在感が高まるばかりの中国。大国化する中国。「一体どこへ向かおうとしているのか」と、国谷キャスターが天安門広場から2回シリーズで取り上げた。

   その1回目は、躍進著しい中国経済を代表する家電量販店の社長へのインタビュー。

   で、番組を通して見えてきたのは、日本に追いつけ追い越せと、日本をはじめとする先進諸国の技術を短期間で自家薬籠中の物にする知識欲、バイタリティーだ。

   「中国家電王」と呼ばれる『蘇寧電器』。同社は1990年に従業員10人足らずのエアコン販売店としてスタートした。

   当時エアコンの販売は国営デパートが独占。一部の富裕層しか手のでないぜいたく品で、世間では「国営デパートと全面対決」する『蛮勇企業』と興味津々で受け止められていたらしい。

   ところが時代が大きく動いた。改革開放の成果が出始め年率10%を超す経済成長率の始まり。豊かさを求める中間層がその象徴として冷蔵庫や洗濯機を我先にと買い求めるようになった。で、同社は『総合家電量販店』に大転換する。

   そんな最中、大学の講師を辞めて11年前に同社の経営者に転身したのが孫為民社長だ。

   孫社長の陣頭指揮で拡大路線をまい進。2003年には1週間に1店、04年には5日に1店、05年には2日に1店のハイペースで店舗展開していった。

   あっという間に家電売り上げNO1に登りつめ、04年には深?証券取引所に株式上場を果たした。今では従業員12万人。日本の家電量販大手の『ラオックス』の筆頭株主にもなっている。

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