純朴な男たちに感動 「冷たい」SASUKEへの注文

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「SASUKE 2009 秋」(TBS) 2009年9月27日 19時~

   19時から22時54分までと4時間弱もの放送時間を取ってあったので、ハハン、今回は第1ステージで全滅ということはないな、と期待して見始めた。やっぱり、史上最強の漁師・100番の長野誠ともう1人が第3ステージも突破してファイナルに進んだ。

   この番組が面白いのは、まがい物のない実力主義だからである。年齢も職業も関係なく、泥水に落ちたら1巻の終わり。苛酷なトレーニングで体を鍛え、自分の全体重を指先だけで支えて空中を移動するというような、非人間的で、はっきり言って人生に何の役得ももたらさない競技でゴールを目指す。いい年をした男たちががむしゃらに挑む。漁師、消防士、オリンピックの金メダリスト、靴の営業マン、仕事も辞めてSASUKEに命をかける人、他から見れば『バカみたい』に純朴な男たちに感動するのだ。今回は常連組と新参組の対抗という体裁をとってはいたが、やっぱり、アノ山田は第1ステージで落ちちゃったか、長野はもう37歳になったかと、以前からの猛者たちのその後を見て懐かしい気がしたし安心もした。

   注文がある。今回、折角ファイナリストが出たのに、やぐら登りの時間を40秒に短くしたために、2人とも時間切れで失格になった。ハードな第3ステージを突破出来た男たちに、もう少し温かくてもいいのではないか。見ている我々も、達成感が持てず、「どうせ駄目だから次は見るのをやめよう」と思ってしまいかねないのである。

(黄蘭)

採点:1.5
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