「世界1」東京への五輪招致 そんなやり方で勝てる訳ない

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「今夜決定・2016年夏オリンピック開催都市」(NHK) 2009年10月2日 22時50分~

   結局、翌日の早朝2時までテレビを見てしまった。2次で落ちた時点でさっさと寝ればよかったのだが、マドリードが残ったことに疑問もあり、発表まで起きていた。がっくり疲れた。オリンピック熱に浮かされた人間ではないが、パリやロンドン(ここは3回め)やロサンゼルスなど、2回以上開催の都市があるのだから、世界1の東京にもう1度来てもいいと考えていたからである。残念至極。
   決定的に外交ベタの日本人はねちっこい根回しが出来ない。石原都知事は高ビーである。サマランチ親子やロゲ氏らに人脈がない。JOC委員がダサい。ネイティブ英語がしゃべれる人をスタッフにしなければならない。熱意が薄い。付け焼刃の印象である。プレゼン次第と考えるとは甘過ぎる。それ以前にすっかり決っているのだ。
   プレゼンの中で、滔々と「東京は世界1の人口を抱えながら、世界1安全で、世界1便利で、世界1礼儀正しい都市だ。世界中どの国の料理も安く食べられて、ミシュランの3ッ星店もパリより多くある。最先端技術で最高の施設を作る能力がある街だ。ここで開催しないでどうする」ぐらいのアジテーション演説をやればよかったのである。大人し過ぎた。人がよすぎた。オバマは赤っ恥をかいた。
   筆者は長野オリンピックの開会式をメディア席で見たが、冬季と夏季ではスケールが違う。若者たちに自国開催を見せてやりたいが、開催都市決定に生き残るのは、もう至難の業かもしれない。<テレビウォッチ

(黄蘭)

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