酒井法子事件のせいで… 少し気の毒なNHK朝ドラ

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「ウェルかめ 第1週」(NHK) 2009年9月28日から10月3日まで 8時15分~

   冒険をした前作「つばさ」から、すっかり元の朝ドラスタイルに戻った「かめ」。朝ドラスタイルとは、可愛い女主人公が飛び立つのを周りの家族や友人たちが温かく見守り、今時ありえないくらいチヤホヤする薄ら寒ささえ感じるドラマのことである。家族でもないのに友人や近所の人が「彼女が帰ってきたらしい」と噂しながら待っているなんて、忙しい今日、田舎の徳島でもありえねぇー。
   お遍路宿『はまもと荘』を経営する父・哲也(石黒賢)と母・加代(羽田美智子)の長女・波美(倉科カナ)の人生船出物語であるらしい。流行最先端のファッション雑誌の見習い社員だったが、それが潰れて田舎に戻るまでが第1週。サーファーの父はふわふわと夢を追いかけるタイプで、母はしっかり者で家を支えるといった、見なくても先が予想できる設定だ。気の毒なのは、企画の段階ではカッコよかったサーファーという職業、高相・酒井薬物事件で今やすっかりダーティーなイメージである。早々にケチがついたな。
   倉科カナはいかにもNHK好みの抵抗感が少ない明るいタイプ。だが、大学も4年制を卒業しているはずなのに高校生と見紛う幼さである。1つ評価できるところは、ネイティブの人には下手くそに聞こえるかもしれないが、東京人が聞けば、いかにもそれらしい徳島弁を喋っていることだ。初日の視聴率16%とは、「つばさ」より悪く、もう視聴者は朝ドラに何も期待していない証明である。

(黄蘭)

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