<マツコの部屋>フジテレビで放送されていた「FNS地球特捜隊ダイバスター」。その衝撃的な内容でそれなりに名を残し、この「深夜テレビ探検隊」でも3回も取り上げさせてもらったのだが、今秋で遂に4年間の歴史に幕を閉じた。その後番組として始まったのが今回紹介する、低予算プログラム「マツコの部屋」である。
スタッフは大体「ダイバスター」と一緒で、番組に登場していた池田哲也ディレクターも登場する。まあ「ダイバスター」好きだった筆者としては嬉しい限りである。MCは毒舌で人気のマツコ・デラックス。彼女におもしろVTRを見せ、それをきっかけに池田ディレクターと斜め目線のトークをするという、なんとも大胆というか雑な企画である。
マネキン出てきて「上阪神」
それで、最初に登場したVTRが阪神タイガースのユニフォームを着た上半分だけのマネキンが出てきて「上阪神(じょうはんしん)」。更に男子用トイレの前に立つ下半分が出てきて「下阪神(かはんしん)」……といったもの。数秒である。「えー、こんなことやってくの!? ずっと……」と反応するマツコ。筆者は多少面白かったけども、大体同感だった。
こんな感じのVTRが全4本。「ダイバスター」も笑えるくらい「低予算だな~」、と思っていたが、もっと低予算な感じ。「『ダイバスター』って金かかってたな~」と思うほどである。
まだマツコ得意の下ネタも禁止らしく、トークが噛み合ってない感じ。マツコ曰く「これ、ダイバスター終わらしてやる番組?」って感じがあるが、おもしろVTRは「ダイバスター」には少し劣るが引き続きくだらない内容。個人的にはおもしろVTRをもっと増やすか、マツコと歯車が合ってくれば、今後「ダイバスター」並みに育っていきそうな気もする。<テレビウォッチ>
鯖野かサバり