ラグビー精神でオールジャパン 研究競争アメリカに負けるな

印刷

   <テレビウォッチ>テレビ朝日の「大正製薬スペシャル 人体再生~iPS細胞 山中博士の挑戦」。皮膚などの細胞から人工的に作られるiPS細胞の紹介番組だ。心臓などの臓器に育っていく可能性がある細胞で、大きな可能性を秘めている。

   映像的には地味な展開だった。研究室でのやりとりや講演会でしゃべっているところ、実験のマウスなど動きが少なかった。「iPS細胞の生みの親」、山中伸弥博士自身は、サンフランシスコへも頻繁に顔を出すなど忙しそうにしていることは分かったけど。

   父親は大阪の町工場をやっていて、彼自身は神戸大医学部へ進んだ。外科医志望だった。ラグビーもやっていて、今でも研究にラグビー精神が脈々と息づいているそうだ。府立大病院で基礎医学の勉強をする過程でiPS細胞に関わっていった。

   iPS細胞の研究を巡っては、日米間でものすごい競争がある。アメリカは膨大な資金を注ぎ込んでいるようで、日本では「オールジャパン」で対抗しようと呼びかけている。大学ごとの研究室の壁を取っ払い、共同で研究を進めようという、ラグビー精神をうかがわせる発想だ。

   自分の細胞からつくった臓器を移植すれば拒絶反応などの問題が解決できるの……。しかし、研究には金も時間もかかるし、細胞ががん化する危険性も指摘されている。

   素晴らしい発想から生まれた研究で、番組としても地味ではあったが分かりやすいつくりになっていた。こういうことを紹介するのは意義があることだ。

      トライまで あと3ヤードで 壁厚し

  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中