心臓移植待つ患者 「僕、あと少しで死んじゃうの?」
2009年11月02日06時00分

(c)NHK
ドキュメンタリー特別番組「ヒューマンドキュメンタリー」。移植病棟で闘病する患者たちにスポットを当てる。
大阪大学医学部附属病院の移植病棟には、心臓移植をしなければ助からない40名あまりの待機患者がいる。症状の重い患者は補助人工心臓を装着しドナーが現れるのをただ待つ。しかし、補助人工心臓は、感染症などの恐れから医学的に1~2年しか安全が保障されていない。「僕、あともう少しで死んじゃうのかな…」と日記につづった19歳の待機患者。「もう子どもと一緒に寝られないのかな…」と呟く35歳の母親。患者と家族にとって、命の重さを感じて生きる日々が続いている。
番組では、6か月にわたって心臓移植待機病棟に密着、移植待機患者と家族が命と真摯に向き合い、闘っていく姿を見つめる。
*ヒューマンドキュメンタリー