転覆・生還の3人 読めなかった空気

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<テレビウォッチ>「いつ息が吸えなくなるのか、そういう恐怖でいっぱいでした」

   漁船が転覆し救助されるまでの丸4日間、飲まず食わずで死と生の間をさまよい奇跡の生還を果たした乗組員の3人が、先週土曜日(10月31日)ようやく家族と再会した。

結果論で

   番組は、記者会見で3人が言葉少なに語った死の恐怖との闘いを取り上げた。

   救助されたのは宇都宮森義(57)、早川雅雄(38)、鳰原貴光(33)の3人。

 

   「助かるか助からないか半信半疑の気持ちで、半分はあきらめていました」(早川)、「いつどういう死に方をするのかとか、いつ息が吸えなくなるのかとか、そういう恐怖でいっぱいでした」(鳰原)。

 

   漁船が転覆したのは10月24日20時14分ごろ。船長は操舵室にいて、残り7人が居住区で寝ていた。

   その時の模様を「横を向いて船がひっくり返る瞬間は分かったのですが、(異変に)気付くのがちょっと遅かった。ボクらは逃げ遅れたんです」(早川)と。

   そう気付いた時には他の4人は居住区の外へ。3人も外へ出ようとしたが、出口を倒れた冷蔵庫にふさがれ閉じ込められてしまったという。

   しかも、居住区には腰のあたりまで海水が入り込んできた。3人は頭上の床板を外し、天井裏となった船底の隙間に移動し仰向けに横たわった状態で4日間を過ごしたという。

   3日目に1人が下に降りて、口のあいていないペットボトルと半分ほど水の入ったペットボトルを見つけたが、口にすると異様な味がし飲むのをやめた。

   結局、飲まず食わずとなったが、「空腹感は多少あったが、どうなってしまうんだろうかのほうが大きかった」と。

   それでも生きてこられたのは船の隙間から風が入り込み空気が確保されていたから。

   「今後も漁師を?」という記者の質問に3人は「まだ分からないです」(宇都宮)、「正直、今は船が怖いです」(早川)、「ちょっとまだ考えられないです」と、言葉少なに答えた。

   スタジオでは、テリー伊藤が「本人たちは空気がなくなると思っていたんだね~。どうやって死ぬのかしか考えられなかった。助かって本当によかった」。

   これにキャスターの加藤が「結果論で空気が入ってきていることが分かったけれど、中にいた時は恐怖だったでしょね~」。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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