「クリスマスだ」恋愛せよ症候群 某局不倫旅行とマニュアル

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<テレビウォッチ>恋愛マニュアル企画に携わってから数か月がたった。11月、街の装いはオレンジと黒から赤と緑の飾り付けにかわり、いよいよ年末の一夜のイベントへと人々の意識が向かいだした。池袋にオープンした家電量販店よろしく、夏と冬のボーナス時期に恋愛市場も盛り上がりを見せる。

   あの手この手を使って、夏の恋、そしてクリスマスの恋へと人々を扇動し、消費活動を刺激していかなくてはならない。佳境に入ってきた当企画も、狙い撃ちの追い込み中なのだが、あるとき、ふとこれでいいのか? と思ってしまった。『恋をしましょう!』『結婚をしましょう!』と言い続けている私たち。でも、本当に結婚っていいもの? 結婚がすべてではないんじゃないの……と。

「こんな男ダメ」版が必要

   きっかけは、あるテレビ局のプロデューサーだ。彼はもうかれこれ5年以上同じ女性と不倫関係にあり、先日も不倫相手の売れない(失礼)タレントさんの地方公演をプロデュースするため約1週間の長期休暇をとった。表向きは家族旅行だが、秘密の日程表を偶然スタッフの1人が発見し教えてくれた。公演は3日間。残りの3日は……。もうすぐ還暦。なんとまぁ、ご盛んなことですなあ。

   当然彼には妻子があり、妻には番組の地方収録だとでも言っているのだろう。こんな男を見ていると、恋愛企画で女の子たちに「さぁ、これからステキな恋をしましょ!」とけしかけている身としては少々心苦しい。

   番組視聴者の女の子たちが恋をして、いつの日か彼と結ばれて結婚したとしても、長年コソコソ不倫をするような男とは、一緒になってほしくない。こんな男を好きになってはいけない! マニュアルがすごく必要なんじゃない?

   ここでまたまた出ました、マニュアル!

   日本人はどうしてこうもマニュアルが好きなのだろうか? なんでもかんでもお手本となるものがなければ行動できない日本人。おかげで私たちはおまんま食べさせてもらっているのですが……

少しずつ手を加え…

   恋愛企画番組のアドバイザーで恋愛マニュアル本を数多く手がけている女性作家は、このマニュアルぞっこん社会にうんざりしつつも恩恵にあずかれる秘密を教えてくれた。通称恋愛の女王である彼女のブログには、使っている香水や洋服のブランドなどが事細かにネットで調べあげられ、@@はどこで買えばいいですか? といった類の質問が多く寄せられるという。彼女はそれらを、圧倒的な一言で一蹴する。「あんたら、アホちゃうか?」

   マニュアルの域を飛び越えて、マネるだけになっている女性たちは哀れだが、彼女たちこそ次々にマニュアル本を買ってくれる貴重なお客様。

   ちなみに、恋愛と自己啓発のマニュアルに限り、誰がどのような内容を書いても読者がいいように解釈をしてくれるので売上は堅く、この業界のカラクリは、同じ内容に少しずつ手を加えて、装いも新たに出版を繰り返しているらしい。

   なるほど。もう少しこのマニュアル社会と付き合ってみようかと思えてくる。次なる企画は当然、男のタイプ別取扱マニュアル。既存のマニュアルをどう活用できるか、いろいろと頭をひねってみることにしますか……

モジョっこ

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