麒麟の2人が現代に示した ヒーローの新たな局面

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   <笑神降臨>この番組は、毎週ひと組のお笑い芸人が29分という時間の中で自分の世界を表現するというものである。そして今回は麒麟である。雪山で遭難してしまった大村(田村)は、窮地の所でスーパーヒーロー(川島)に山小屋で助けてもらう。

   某コウモリ男がそうであるようにヒーローの存在感をアピールするのはコスチュームといっても過言ではない。しかしこのヒーローは何と頭に掃除機のくっついたコスチュームを身にまとっている。だが心配ご無用。窮地の人間をすくってこそヒーローである。見た目からこだわってしまうのは現代人の悪い癖である。

   例えば、大村(ダイソンと読まないように)の濡れた服を乾かすため自分の掃除機の排気口から出る風を当ててやるのである。もちろん、そんなので乾くはずがない。だが心配ご無用。結果ばかり求めてしまうのが現代人の悪い癖である。行動することに意味があるのである。

   次は、最終兵器と言わんばかりに、雪山の雪を掃除機を使って全部吸い取るというものである。しかしコンセントが短すぎて山小屋から出られないまま終わってしまう。だが心配ご無用。このヒーローの存在価値を実用面で考えることは好ましくはない。万能のヒーローがご都合主義で問題解決というプロットにアンチテーゼを唱えているのである。そうすると、この掃除機マンは現代のヒーローものの新たな局面を提示しているといえる。<テレビウォッチ>

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