Rブラックモアも唸らせる 日本人ギター職人の「魂」
2009年11月28日06時00分

(c)NHK
世界各地に根づく芸術、産業の一流分野で活躍する若き日本人を訪ねるドキュメンタリー番組「関口知宏のファーストジャパニーズ」。今回は、カナダ・バンクーバーでギター工房を構えるギター職人の川上祐介(36)を紹介する。
川上が作る完全ハンドメイドのギターは、ロックバンド「ディープ・パープル」でギタリストだったリッチー・ブラックモアなど、世界的に著名なギタリストからも絶賛されるほど。その繊細で緻密な技術で作り出されるギターの音色は、力強く、透明感がある。ただ、バンクーバー市内には数多くのギター工房が軒を連ねる。腕利きの職人たちが競い合うなか、川上も休日返上でギター作りに追われる毎日だ。
番組では、「ギター素材は生き物。その息遣いを受け止めながらギター作りをしている」と話す川上に関口が密着し、その職人魂を見つめる。