不正告発は正義か裏切りか 食肉偽装事件の深層
2009年11月29日06時00分

(c)NHK
常識では難しいとされる壁や困難に、たった1人で挑んだ人物の物語をドキュメンタリー・ドラマと本人へのインタビューで描く「たったひとりの反乱」。今回は、ミートホープ事件にスポットを当てる。
2007年6月、北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」が、牛肉100%表示のひき肉に豚の内臓、鶏、カモなどを混入させていたことが発覚した。発覚の端緒となったのは、同社常務(当時)の内部告発。この告発は、消費者行政を大きく転換させるきっかけにもなったが、告発者自身が直面したのは、身内の反発や業界からの誹謗中傷だった。
番組では、告発がもたらした影響に迫り、内部告発の実態と重い現実をあぶり出していく。
*たったひとりの反乱