「1度食べてもいいかも」 新ファミレス「気になった」理由

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「夢の扉 新ファミレス開店物語」(TBS) 2009年11月22日 18時30分~

   トラック運転手から居酒屋チェーンの創業社長になった渡邉美樹が僅か50歳で会長に退いたあとのワタミ社長・桑原豊が、落ちぶれたファミレスの原因を語る。ドリンクバーではカフェと同じ、高級感のない子供が走り回る荒れた店内では家族で食事する気になれない、など、様々な要因を取り除いて、ファミレスを復活させたいと『響の屋』1号店を立ち上げるまでの悪戦苦闘の裏話である。
   どうせパブリシティーで店側からの売込みだろうと醒めた目で見始めたが、思ったより面白かったのは、日頃外食産業全般に抱いていた不満がズバリ指摘されていたからだ。筆者はドリンクバーやバイキング嫌い。金を出して外へ食べに行くのに、何で自分でサービスしなくちゃならないのだ、という主義だ。金はいくらでも払う。その代わり、プロにサービスしてもらいたい。王侯貴族のように。自分でドリンクを取りに歩く位なら、自宅で食べたほうがまし。
   客は注文してから料理が出てくるまでの間、待てるのは15分が限度とか、テーブル間を紗で仕切って個室の雰囲気を出したとか、料理を運ぶワゴンの傾斜の改良とか、客のクレームに対応する努力不足について桑原が従業員を怒鳴りつけるとか、彼が夢の実現に向けて邁進する姿には、社長というより小使いさん的気苦労の連続があり、万事がマニュアル時代の今でも、要は人間が1番と思わせてくれる内容であった。この店なら1度食べに行こうかとも思った。

(黄蘭)

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