無臭系男子に魅力なし! 「ボディ」より「エアー」で攻めろ!!

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   <テレビウォッチ>お気に入りのカフェで原稿を書いていると、店に灯油が運ばれてきた。なんていい匂いだろうか。

   鼻孔に侵入した灯油の香りから、実家でファンヒーターの灯油入れ替え係だったことを思い出す。灯油ポリタンクが置かれた廊下は寒かったなぁ。そうそうタンクの脇にはミカンとリンゴのダンボールがあったっけ……とちょっとノスタルジック。久しぶりの灯油の匂いから子供時代の記憶へと一気に引き込まれた。そう、匂いには不思議な力がある。

コーヒーの香りがあると…

   好きだった人が付けていた香水の香りにふと街で気付いたとき、いるはずもないのにあたりをキョロキョロとしてしまう。あの感じは何度経験しても切ない。

   匂いと言えば、こんなデータがある。人はいい匂いをかぐと頼み事を受け入れてしまう傾向があるという。アメリカで行われた実験によると、ショッピングモールのお店でコーヒーのいい香りを周囲に漂わせ、買い物客に「電話をかけたいのだが、1ドルいただけないだろうか」と依頼。すると、匂いがまったくしない場所で1ドルを提供してくれた人はわずか20%だったのに、コーヒーのいい香りの漂う場所では56%もの人たちが承諾したという。誰かを説得したければ、コーヒーの香りのするところで頼んでみるといいらしい。

   そうそう、恋愛企画でも、男の子の気を引くには、ボディータッチではなくてエアータッチのほうが効果的だと、自分でも台本を書いたっけ。

   ボディータッチではなく、さりげなく手首につけた香水で、男の子の嗅覚を刺激すると、実際に手を触れるよりも嗅覚で記憶に残るので効果的なのだ。

   そう教えてくれた恋愛アドバイザーにいただいたフローラルなクロエの香水。いつもユニセックスなモノばかり付けているのだが、クロエに変えた途端に、仕事仲間の男性から「オマエ、今日いいにおいするな~」なんて言われたっけ。

   香水効果ににんまりしつつ、ある映画監督が「最近は匂いがする俳優が少ない」と言っていたことを思い出す。最近の俳優には匂いが感じられない! と彼は嘆いていた。

   確かに昔の日本映画などを見ていると、ワケありなおっさんや悪役には加齢臭や、染みついたタバコのにおい、そして酒臭い息、そんなものが画面からぷんぷんとしていた。ところが今は匂いが漂ってくるような俳優さん、そしてシーンすら少ない。消臭除菌スプレーを振り撒き、アルコール消毒でちゃんと殺菌もしてます!って感じ。

   まるで新型インフルの影響でマスクだらけの世の中のように。マスクと言えば、来日していたマイケル・ムーア監督もマスクはしないで菌を体内に入れて免疫を付けたほうがいいと言っていたなぁ。そうそう外国人だった元彼も、予防マスクをしている私を気持ち悪いと言い、マスクをするのは「私は重病人だから近づかないでください」というアピールなのだと説教されたことを思い出した。そういえば……彼は今でもあのエルメスの香水を使っているのだろうか?

   ファンヒーターで足元からふわふわと温まり、頭の中もぼんやりしてきた中、匂いをめぐり走馬灯のようにいろいろと記憶だけが蘇ってくる。

モジョっこ

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