司会者たち、質問する気あるの? 「作り手満足、視聴者不満足」番組

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テレビウォッチ>テレビ東京の「ミューズの晩餐」。司会は寺脇康文とバイオリニストの川井郁子。よく見ている「美の巨人たち」の直後にある番組で、そのままなんとなく見ることも少なくない。大和ハウスの1社提供だ。

   今回はお友達の俳優、市村正親がゲストだったので意識的に見てみた。たくさん質問していたが、なんの新味もなかった。西村晃の付き人だったとか、高校時代から芝居が好きだったといった話。劇団四季での活躍と退団話も。当たり前の質問を五月雨式に続けるだけだ。別に個人的に親しいからよく知っている、という理由ではなく、テレビ番組でもこれまでに何度となく紹介された話だ。心なしか市村も「またその話?」という表情を浮かべているようにも見えた。

   司会の2人もたどたどしい。質問するのも、いかにもスタッフが用意をしたものを読み上げてます、個人的には別に関心ありません、といった風情だ。フジの昔の「スター千一夜」に、ゲストが歌うことと川井のバイオリンといった音楽の要素をプラスしたところが売りの番組なのだろう。どうも印象としては古くさい。バイオリンも上手なのだろうけど、寝る前の時間帯としては耳障りだし、とってつけた感がある。

   キモはゲストに思い入れのある曲を歌わすことにあるのだろうが、そこにたどりつくまでがかったるい。なかなかセットも凝っているのだが、格好付けているだけだ。高いクオリティがある、という雰囲気を出そうというのは分かる。大和ハウスとしてもブランドイメージを高めたいのだろう。その割には流すCMは、役所広司出演のよく見るプロモーションCMだ。狙いとやってることがバラバラのように見える。トータルに考えて作らないといけない。典型的な「作り手満足、視聴者不満足」の番組だ。

      欲張って 気取っていても つまらない

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<テレビウォッチ編集部>当初原稿で制作会社に関して間違いがありました。削除してお詫び致します。

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