100億円で世界救う? 謎のゲームの真相とは(東のエデン)

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(C)東のエデン製作委員会
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東のエデン>今2009年4月から6月にフジテレビの深夜枠で放送された人気アニメの劇場版。原作・脚本・監督は神山健治(「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」)、キャラクター原案は漫画家の羽海野チカ(「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」)が手がける。

   自分についてのいっさいの記憶をなくした青年・滝沢朗。気がついたら手にしていた謎の携帯電話によって、日本の都市部で起きたミサイルテロ事件、2万人のニート失踪事件などに自分が何らかの関与をしていたこと、そして「この国を正しく導く」ことを目的とした壮大なゲームに自分が参加していることを知った彼は、アメリカで、卒業旅行に来ていた女子大生・森美咲と出会い、彼女とその仲間たちとともに自分の消された過去を追う。

「世界を正しく導く」

   今回の劇場版は、テレビ版では解決しなかった滝沢朗の過去と、「世界を正しく導く」ためのゲームの真相を引き続き探るというもの。だから正直、テレビ版を観て、ある程度のストーリーを把握していないとほとんどついていけない。また、テレビでも十分楽しめていた作品を、わざわざ映画館で公開する意味があるのかというところは疑問が残る。

   それでもオススメするとするならば、ストーリーさえそこそこ押さえていれば、アニメ好きか否かに関係なく、じゅうぶん引き込まれるクオリティがこの作品にはあるということだろう。

   ゲームのキーアイテムとなっているのは、滝沢朗含め選ばれた12人のセレソン(ゲームの参加者)だけが持つ特別な携帯電話「ノブレス携帯」だ。セレソンたちは100億円という莫大な電子マネーを投資して、いったいどんな手段で世界を救うのかが大きな見所だ。

   また、登場人物すべてのキャラクター設定が細かく、ていねいなのも好感が持てた。主人公の滝沢朗はルパン3世にも通じるスマートであっけらかんとしたヒーローの王道をいくキャラクターで、女子なら誰でも好きになるかっこよさ。一方、ヒロインの森美咲をはじめ、インターネット上のコミュニティサイト「東のエデン」を運営する彼女の大学仲間らは、現代の若者と等身大で描かれていて、彼らの活躍ぶりは観ていてついつい応援したくなる。

   現在の第1弾に続き、完結編の第2弾は来年3月に劇場公開の予定。テレビ放映を見逃した人も、テレビ版のストーリーを包括した小説やムック、DVD・ブルーレイなども出ているので、今からでも十分間にあうはずだ。

バード

   オススメ度:☆☆☆

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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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