敵役でヒロイン シヲは萌えるか(アフロサムライ)

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(C)2009 岡崎能士・GONZO
(C)2009 岡崎能士・GONZO

アフロサムライ:レザレクション>岡崎能士原作漫画の劇場版アニメ。アメリカで放映されたテレビアニメ『アフロサムライ』の続編を描く。

   主人公のアフロの声はサミュエル・L・ジャクソンが担当。剣客モノのアニメだが、台詞はすべて英語であり流れる音楽はすべてヒップホップ、アフロは黒人のサムライという設定だ。監督は木崎文智、音楽はThe RZAが担当。前作を知らない人でも作品の雰囲気やストーリーは冒頭で解説が入るから十分理解できる。渋谷のライズXで公開中。

1番のハチマキ

   『アフロサムライ』の世界では「1番のハチマキ」をつけた者がこの世で最強になれ、その1番に挑めるのが「2番のハチマキ」を持つ者だけという設定だ。アフロも前作で父の夢を叶えるために1番のハチマキを手にして最強になったが、今作ではそれを奪われて一からのスタートとなっている。奪ったのは今回の敵役でヒロインでもあるシヲだ。

   シヲは芸能人でいえばおかっぱストレートヘアの栗山千明というところ。わかりやすいほどのセクシー美女なのだが、実は結構なブラコンである。彼女は戦いに身を投じた兄の仁乃助がアフロに殺されたために怨んでいるのだ。

   「愛するものを失った人の気持ちを、あなたにも味合わせてやるわ」といって様々な手を尽くすいわば復讐鬼なのだが、この兄を思う気持ちが強すぎて1歩間違えると重度のブラコンに思えてならない。兄の亡骸に身を寄せて「愛しているわ」と言っている気持ちに偽りはないだろうが「そんな大胆な格好しているのなら、兄より自分の人生大事にしたら?」と言ってしまいたくなった。

   シヲの家族愛という感情は普遍的だが最後まで兄にこだわるのが気になる。身体は大人なのに心が妹のままでは萌えを感じない。バトルも激しくてストーリーもまとまってはいるが、あまり欲求を満たしてくれるアニメでないことは確かだ。

ユウ・ミサト

   オススメ度:☆☆

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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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