「死の直前泣き出した」「奇声あげパニック」 片山右京が見た修羅場

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<テレビウォッチ>南極の最高峰登頂を目指して富士山で訓練中だった元F1レーサー片山右京(46)が、同行していた彼の事務所の社員2人を遭難事故のため亡くした。

   番組によれば、2人は体が凍った状態で見つかったという。当時の富士山は想像を超える寒さと強風で、体感温度は-40度に達した可能性があるそうだ。

   「宇佐美栄一さん(43)は突然泣き出し、ため息をついて亡くなった」「堀川俊男さん(34)は奇声をあげてパニックになった」と阿部祐二リポーターが説明する。片山の報告によるものだろう。

   救助された片山は「悔しいのと申しわけない気持ちだけです。全部自分の責任です。助けられなかった。なんとか担いで下りたかった。力不足でした」と泣いた。

   登山家の野口健は「右京さんの責任ではない。上に乗っかって温めたわけでしょう。右京さん自体が凍傷になる恐れがある。自分の身は自分で守らなければいけない。スタッフの死がわかった段階で下山するのは当たり前」と話す。

   勝谷誠彦は「右京さんは男としての責任感を見せて危うい状況の中よくご無事だった。生きて帰らなければ遭難の状況もわからなかった。僕個人としてはマスコミの前にさらし者のようにされて気の毒だと思う」とした。

   テリー伊藤は「右京さんはこれから富士山を見る度に事故のことを思い出す。十字架を背負うことになる」と、片山の今後に思いを致す。

   加藤浩次が「こういう事故が起こることを頭の中に入れておかないといけないということ」と結んだ。

   それぞれの遺族が「好きな山で逝くことができてよかった」「喜んで出かけた美しい富士山で仲の良い先輩と最後をいっしょにできたのは幸せであったと思います」と述べているのが悲しい。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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