仲間由紀恵は「女王」か その問題はアンタッチャブル?

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「アンタッチャブル最終回」(テレビ朝日) 2009年12月18日 21時~

   鳴り物入りで仲間由紀恵が3流誌の記者・鳴海遼子になり始まったドタバタサスペンスドラマも最終回。結論は、見続けた厖大な時間を返せと言いたくなるような駄作であった。途中は省くが、この最終回だけに限っても共感する部分がない。最後の盛り上がりを狙ったと思えるテロが起きそうな広場のシーン。大勢の人がいて、風船をもった人がいて、募金団体の社長(寺島進)が演説している場面は、間違いなく映画「ペリカン文書」の1シークェンスの真似だ。
   しかも謎解きで視聴者を「あっ」と言わせようとの計算が初めにありきで、【名なしの権兵衛】と名乗った闇の指令者は、遼子のたった1人の肉親である兄・鳴海洸至(小澤征悦)だったというわざとらしさ。その動機が子供の頃の親の差別扱いで、孤独が復讐に向かわせたというのだが、全く説得力がないし、小澤のクラーい顔つきが最後に出てきても、ゾクッとするどころか「そんなバカな」と笑ってしまったのである。大失敗作である。ご苦労さん。
   仲間は「ごくせん」の女教師で当てて、イメージが固定化するのを嫌い、「ごくせん」の続編制作時にすったもんだがあったと聞く。当時、筆者も取材を受けた。それで新境地開拓のために当作品に出たのだろうが、計算違いだった。最終回の視聴率は僅かに7.3%である。視聴率女王の称号を頂くには道遠し、紅白歌合戦の司会者には華があって似合っているが、女優としてはまだまだ駆け出しである。

(黄蘭)

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