2024年 4月 26日 (金)

09モジョ的名言 熱意・信頼・認め合う…

テレビウォッチ>2009年も残すところ、あとわずか。

   時の流れの速さに目を回し、年末になると1年が13か月だったら! と意味もないことを毎年考えてしまう。さら忘却力まで年々高速になってきたようだ。そこで、忘れないうちに1年の締めくくりに今2009年お逢いした人々から伺った、素敵な言葉をいくつか紹介したいと思う。

   まずは、今年も景気の波と闘い続けた経済界からひと言。

「みんなに反対されたらチャンスだと思え。これまでやったことがないものには、誰もが反対する。それはすなわち競争相手が少ないから勝算が見込める」

最後に残るのは…

   流通業で革命を起こし現在のシステムを確立した企業の会長の言葉。熟考の上に勇気が付随され、常にフロントラインに立ち続けられる原点を見た気がした。

   では、反対をされたら、どうやって説得すればいいのか? その問いをある映画プロデューサーはこう答える。

「とにかく必要なのは熱意。建前はいらない。相手の懐に入っていくには、ひたすら本音で熱意を相手にぶつけることだ」

   ある程度の人物には戦略が効果的だが、それ以上の大物相手には到底戦略が敵わない。熱意は必ず人に伝染する。熱意こそが最良の方法論だと語っていた。

   映画と言えば、人生を映画にたとえた元アスリートの方の言葉がある。

「人生はハリウッド映画だ。どんなに辛く苦しい時があっても、ハリウッド映画のように絶対にハッピーエンドになると信じて、前に進む」

   スランプに陥った時、これで終わるはずはない! ハッピーエンドしか自分の人生には必要ないと信じ乗り切ったという。また、成功している自分の姿を強く何度も想像することで、思考を成功パターンに導いているとも教えてくれた。

   成功者の中で、数多の名曲を世に送り続ける作曲家は、人脈こそ財産だという。

「人脈なくして今の自分はない。だからどんなことがあっても信用を裏切るようなことはできない」

   半世紀を超える音楽活動の中で、幾度か受難の時代があったが、最後に残るのは信頼信用だと語っていた。

   また、ある作家は人を感動させる作品を作り続けるためのヒントをこう話す。

「とにかく好奇心を持って出かけること。誰かが一生懸命でやっていることを見聞きすると、必ず何か得るものがあるはずです」

   巣ごもり消費と言われた今年、確かに家にいるほうが安上がりで楽しいと改めて実感した人も多いだろう。だが家にいてばかりでは思考がどうしても独りよがりになる。外に出て自分とは意見が違う人の話を聞くことも大切である。

   最後に、ドキュメンタリー映画監督の言葉を。

「世界はたくさん、人類はみな他人。大切なことはお互いに大切にしていることを認め合うことだと思います」

   以前もコラムで書かせていただいたが、やはりこの言葉で締めくくりたい。

   2010年はノーベル平和賞受賞者に首をかしげることなく、罪のない子供たちが泣き叫ぶ、各地の戦争や紛争の状況が少しでも改善されることを祈りたい。

モジョっこ

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